ICD-11邦語訳についてパブリック・コメントが求められておりますので、ご協力をお願いいたします
ICD-11 Beta draft(WHO)の日本語訳について:パブリック・コメントを求めます
日本アルコール・アディクション医学会の先生方
現在、WHOのICD-11 Beta draftが公開されています(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4592669/)。日本精神神経学会では、DSM-5のときと同様に、精神科病名検討連絡会・精神科用語検討委員会の合同委員会を開催し、ICD-11の日本語訳を検討してきました。これまでの経験から、用語翻訳の大原則は、わかりやすいこと、差別意識を生まないこと、”disorder” を“障害”と訳さず、“症”と訳すことなどです(詳細は資料3)。また、ICD-11とDSM-5の英語の用語やその内容が同一の場合には、場合によっては、今回のICD-11の邦語訳に合わせて、DMS-5の邦語訳の変更も検討されています。
大きな事業なので、DSM-5のときと同様に、各専門学会でパブリック・コメント(パブコメ)をいただくことになりました。ご多忙のところ誠に恐縮でございますが、日本アルコール・アディクション医学会においても、“依存領域”のパブコメを求めたいと思います(メールやホーム・ページで)。
特にコメントをいただきたい要点を7点にまとめました。 | |
ICD-11 Beta draftの依存領域の日本語訳の全体を示しています(ICD-11では“依存”という用語を採用しています)。 | |
日本精神神経学会による日本語訳の大方針です。 |
お忙しい先生は、資料1の7項目だけでも結構です。お時間の許す先生は、資料2の依存領域全体の構成に目を通していただき、コメントをいただければ嬉しく思います。可能であれば、9月10日(本年度のアルコール薬物依存関連学会合同学術総会の終了する頃)までにご返事いただけばと思います。何卒、よろしくお願い申し上げます。
ご返事は、宮田(、または、)までいただければ幸いです。
日本アルコール・アディクション医学会
宮田久嗣、樋口 進、齋藤利和